スペイン巡礼中の昼ごはん!巡礼者はどこでどんな物を食べているの?カミーノの昼ごはん編

スペイン巡礼者の食事
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聖地 サンティアゴ・デ・コンポスティーラへと徒歩で向かうスペイン巡礼の日々。 巡礼の途中、どこでどんな物を食べているのでしょうか?   今回は巡礼者たちの昼ごはん編です。 スペイン巡礼を5回経験したMiyukiが、見聞きしたものをお伝えします。   カミーノの朝ごはん編はこちら カミーノの夜ごはん編はこちら  

目次

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早朝に歩き始めた巡礼者たち 朝10時にはお腹がすくよね〜

  スペイン カミーノを歩く巡礼者たちの朝は早いです。 夏場は特に、正午を過ぎれば灼熱の太陽熱が巡礼者たちを襲うので、お昼過ぎにはその日の歩きを終わらせたいからです。   ほとんどの巡礼者が朝、6時、7時、、、、自転車巡礼の人たちは比較的ゆっくり8時くらいに、巡礼者用宿泊施設アルベルゲを出発しています。 早朝から歩き始めているので10時頃にもなると、休憩を入れながらも3〜4時間歩いていることになります。    

お昼前に Barでお茶休憩

  人により様々ですが、ほとんどの巡礼者が10時前後にお茶と軽食で休憩しています。 Barでリュックを下ろして一息つき、トイレもBarでお借りします。 女性の場合は、トイレに合わせてBarに立ち寄るかもしれません。   コーヒーや、カフェコンレーチェ(カプチーノみたいな物)、オレンジジュース、ビールなどを飲んで休憩です。 お店によりますが、サンドイッチや、おつまみ用のピンチョス等、フライドポテト、袋入りのポテトチップス、アイスクリーム等を食べることができます。  

Barでの楽しい出会いとおしゃべり

  Barに入ると、顔見知りがちらほらといるので、また話が弾みます。 顔見知りではなくても格好で巡礼者とわかるので、軽く挨拶したりどの国から来たのか等お互いに聞きあったりしています。 このように、軽い出会いも楽しいものです。   また、Barのテラス席に座っていると、知っている巡礼者たちも通るので、一緒に休憩をとったりします。 一息ついたら、「じゃ、私は行くね」みたいな感じで思い思いに出発していきます。 こんな風に、それぞれのペースでやれるところが、ヨーロッパ人とは付き合いやすいところだと思います!人に合わせなくて良いところが楽!     それから、どのBarにも必ずスタンプが置いてあります。 宿泊先のアルベルゲでチェックインする時に、巡礼手帳クレデンシャルにスタンプは押してもらえますので、歩いてきた軌跡は残せるから大丈夫なのですが、お好みでBarのスタンプを押すことができます。 どれひとつとして同じスタンプはないし、デザインがどれも超可愛いです。   立ち寄ったBarでスタンプを押しておけば、村の名前、Barの名前、日付などが記録されるので良い思い出になります。 ただ、どんどん押して行っておくと、巡礼手帳がすぐスタンプでいっぱいになってしまうので、巡礼手帳が全部で2冊以上になってしまうかもしれません。笑 巡礼手帳クレデンシャルについて詳しくはこちら👉クレデンシャルとは?どこで手に入る?  

気持ちの良い外で休憩

  もちろん、ちょうどいい時間や場所に街を通らない場合もありますし、おやつやサンドイッチを持っている人は、外で休憩です。 ベンチや、石の上、草の上に座って、持っている水を飲んだりやおやつを食べます。 途中で食べるためにパンにハムを挟んだだけのサンドイッチ等を、朝の宿で用意する人もいます。  

途中のお店やBarで買い食い

  巡礼路途中で見つけたお店やBarで、アイスや果物、パンやジュースを買うこともできます。 夏場は特に、お店やBarを見つけては、アイスクリームやジュースを買い食いです!  

アルベルゲに到着!

  1日の巡礼中で 1~2回ほどBarに寄る人が多いように感じます。 そして、いよいよ巡礼者用宿泊施設アルベルゲに到着してその日の歩きが終わります。 ほとんどのアルベルゲが、オープンする時間は14時頃となっています。  

アルベルゲのキッチンで自炊をする!

  自炊をする人たちは、まずは、アルベルゲのキッチンをチェックします。 どんな鍋類があるか、どんな調味料が置いてあるか、何が作れるか等を考えるのです。   アルベルゲによっては、キッチンにコンロがなくてレンジだけが置いてあるところも稀にあります。 また、キッチン自体がないところもあります。そんなアルベルゲに泊まった時は、自炊を諦めて翌日使うしかない食料をまた持ち歩くはめになります。 アプリでアルベルゲにキッチンが付いているかどうかは簡単に調べることができます。  

アルベルゲのキッチンには先人が残していった調味料、食材がある!

  たいていのアルベルゲには、調味料のオイル、塩、砂糖、様々なスパイス等、一通りのものが残っていることが多いようです。 オイルや塩をわざわざ買ったり、その残りを持ち歩かなくても良いのは助かります。   それから、アルベルゲには先人が残していった食材がたくさん置いてあります。 特に、ヨーロッパの人たちにとって主食ではないお米が、袋の封も切られずにたくさん置いてあることが多いです。 袋に入ったままのお米は、使えますねー! 使い残した食材は、明日訪れる巡礼者のために、残しておきます。持ち歩きたくないですしね。   冷蔵庫の中をみると、使いかけの調味料や、ハムやチーズの残り、野菜の残り、封を切っていないジュースなど様々はものが入っているアルベルゲもあります。 アルベルゲの管理人が、きちんと古いものは捨てたりしているはずだとは思いますが、マヨネーズ等の調味料はサルモネラ菌等が心配なので私は使わないようにしています。     アルベルゲのキッチンのチェックが終わったら、近くのスーパーに買い出しです。 みんなで一緒に作ったり、作りすぎたからとパスタをもらったり、一人でパンとチーズを切って食べたり、、、みんな思い思いにリビングで食べています。  

Barへランチを食べに行く!

  アルベルゲで自炊しない場合は、スペインのランチタイムはかなり遅いので、アルベルゲにチェックインしてリュックを置いてから、Barにランチを食べに行きます。   Barによってはランチをやっていないところもあるし、ランチタイムしか提供していないところもあるので、「コミーダ(ランチ)ありますか?」と聞いてから入ると良いです。 Barの奥がレストランみたいになっていて、そこがランチを食べるスペースとなります。   また、アルベルゲに到着する前に、お腹が空いてランチを食べる人も多いです。 私は、どうしても日本での習慣と同じで12時前後にはランチを食べたくなってしまうので、アルベルゲに到着前に、道すがらBarでランチを食べることが多いです。   また、キチンとしたランチをとらなくても、ビール飲みながら、おつまみをちょこちょこ食べる人もいます。   最近は、巡礼者も増えているので、Barはシエスタなしでずっと開いているところが多いので助かります。  

ランチの時間にもメヌーを食べることができる!

  ランチの時間にも「メヌー」と呼ばれるセット料理を食べることもできす。 「メヌー」は巡礼者価格で9ユーロから12ユーロほどで食べることができます。   前菜として スープorサラダorパスタ等、 メインディッシュとして ビーフorポークorチキンorフィッシュ等、 デザートとして アイスorプリンorフルーツ を選び、 これらにパンとワインor水がついています。   ワインを飲まない場合ですが、クオリティの面でもスペイン料理は素朴なので1400円って日本のランチよりは高いかな?と感じます。 日本のランチが安すぎるのかも。 「メヌー」について詳しくはこちら👉スペイン巡礼者にも大人気!スペインには「メヌー」というお得なセット料理がある  

スペイン巡礼中のランチは 自炊かレストランで!

  巡礼中のランチは、費用を抑えたい場合や外食に飽きてしまった時は自炊が一番です。 また、アルベルゲで料理をするのも楽しいものです。   外食の場合は、どんな小さな村にもBarはありますし、「フランス人の道」上は巡礼者がたくさんいるのでレストランに困ることはないです。 ただし、次の村まで10km以上ありお店やBarや水飲み場もないようなところもたまにあるので、ガイドブックをチェックしておくに越したことはありません。 おやつやエネルギーバーとか非常用の食べ物をリュックに入れておくのも安心です!  

食事も楽しみのひとつ!楽しい巡礼を!

  巡礼路を歩いていると、地方によってお料理も変わっていくのを感じるのも楽しみです。 Barにピンチョスが沢山ある地域もあるし、パエリアがお目見えする地域もあるし、西に行くにつれ魚介類がだんだん美味しくなってきたりと、地域によって変化していく食事を摂るのも巡礼中の喜びのひとつです。 また、毎日けっこうな距離を歩く巡礼なので、体調を壊してダウンしないためにも、しっかり食べてまいりましょう!