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何人くらいの巡礼者がスペイン巡礼路を歩いているのか?統計を見てみると巡礼人気が如実に高まっているのがわかる!

一番人気のある「フランス人の道」の統計を調べてみました。

日本での「スペイン巡礼」の認知度も 少しずつですが上がってきているようです。

2012年以来、カミーノ(スペイン巡礼路)を度々訪れるごとに、巡礼者用宿泊施設(アルベルゲ)やBARの数が明らかに増えていくように感じます。

 

スペイン巡礼路を歩く人たちの数は、毎年どれくらいなのでしょうか?

スペイン巡礼を5回経験したMiyukiがお伝えします。

 

年々増えていくスペイン巡礼者の数

 

下記の表を見ていくと、年々巡礼者の数が増えていっていることがわかります。

30年前、なんとスペイン巡礼をする人は年間約3000人にも満たなかったのですね。

それが、2017年には年間30万人を超えています。

参照https://oficinadelperegrino.com/en/

 

年度

巡礼者数

1986

2,491

1987

2,905

1988

3,501

1989

5,760

1990

4,918

1991

7,274

1992

9,764

1993 (Holy Year)

99,439

1994

15,863

1995

19,821

1996

23,218

1997

25,179

1998

30,126

1999(Holy Year)

154,613

2000

55,004

2001

61,418

2002

68,952

2003

74,614

2004(Holy Year)

179,944

2005

93,924

2006

100,377

2007

114,026

2008

125,141

2009

145,877

2010(Holy Year)

272,135

2011

183,366

2012

192,499

2013

215,880

2014

237,886

2015

262,459

2016

277,915

2017

301,039

 

このように巡礼者の数が増えています。

ただし、この統計は最終地サンティアゴ・デ・コンンポスティーラに到着して巡礼証明書をもらった人の数になります。

途中の巡礼路を歩く人の数も、毎年増えているようです。

 

この人数を365日で割ると、毎日かなりの人数がスペイン巡礼路を歩き、サンティアゴ・デ・コンポスティーラに到着していることになります。

ですが、1週間くらいの期間を毎年歩いていき、翌年に途中の街から歩き始めるというような歩き方の巡礼者も多いので、全ての巡礼者がずっと800kmを歩き続けるわけではないです。

また、「フランス人の道」以外の道を歩く人も4割います。

それから、何百人もの人が同じ街に集結するわけではなく、巡礼路の前後の街に分散されるので大丈夫です。

 

ただ、みんなが宿泊したがる大きな街ではアルベルゲがいっぱいになってしまうため、特に巡礼者数が多い夏場はアルベルゲの争奪戦で大変になります。

夏休みの時期以外だと、アルベルゲに泊まれるかどうか心配する必要がないので気分が楽です。

新しい巡礼者用宿泊施設(アルベルゲ)がオープンしたり、やBARの数が年々増えていっているはずですね!

 

Barやアルベルゲが増えて便利になり、スペイン巡礼路が活気づくのは良いことですが、あまりにも観光地化してしまうのは残念な気持ちもあります。

ひっそりとしたまま、ずっとこれからも残って欲しいと思う村々がたくさんあります。

 

スペイン巡礼路を歩くのはスペイン人が一番多いのか?

 

とりあえず2017年の統計によると、巡礼者数が301,059人。

そのうち44%がスペイン人です。次に多いのがイタリア人。

あとは、アメリカ人、オーストラリア人、ドイツ人、ベルギー人、イギリス人、韓国人など、、、と同じくらいの割合です。

 

アジア人の中では、圧倒的に韓国人が多いです。

理由を韓国人に尋ねたところ、韓国はキリスト教徒も多いというのと、スペイン巡礼に関する本が爆発的にヒットしてスペイン巡礼の認知度がかなり高いからとのことでした。

 

男性と女性、どちらのスペイン巡礼者が多いのか?

 

2017年度では、男性51%、女性49%とのことで、

ほぼほぼ同じくらいの人数です。

 

巡礼者は若い人が多いのか?年配の人が多いのか?

 

2017年の巡礼者のうち、30歳以下の人が28%、30歳以上の人が55%です。

夏場は、夏休みということもあり若い人、大学生がかなり多いですが、夏休み以外は年配の方が多い印象がありました。

 

どの巡礼路を歩く人が多いのか?

 

スペイン巡礼路には、「北の道」、「イギリス人の道」等いろいろありますが、やはりメジャーなのは「フランス人の道」で、巡礼者の60%以上の人がこの「フランス人の道」を歩いています。

 

スペイン巡礼路「フランス人の道」は、フランスとスペインの国境近くにあるS.J.P.Pサンジャンピエドポーから サンティアゴ・デ・コンポスティーラへ向かう約800kmの道のりです。

 

「フランス人の道」は歩く人が多い分、巡礼者用宿泊施設(アルベルゲ)や、飲み物を飲んで休憩したり食事をするBARもたくさんあるので安心です。

道も非常に良く整備されているし、何より道標が過剰なほど建っているので道に迷うこともありません。

 

初心者には「フランス人の道」をまずは歩いてみることをお勧めします。

次が「北の道」でしょうか。「北の道」になると極端にアルベルゲや道標の量が少なくなります。

 

自転車巡礼者はどれくらいいる?

 

歩く人がほとんどで、93%の人が歩きの巡礼です。

残りが自転車による巡礼です。自転車だと、1日に80kmくらい以上走って、1週間ほどで巡礼を達成しているようです。

 

私も2012年の巡礼では、当時小学生だった娘を連れていたこともあり途中で自転車を使いました。

 

また、足を痛めたり風邪をひいたり等体調不良になった時、天気が悪い時など、途中で簡単にバスを使う人も多いです。

簡単にリタイヤする人も多いです。笑

だから気軽にスペイン巡礼を楽しむと良いと思います。

 

 

 

ますますスペイン巡礼人気が高まっていくのか?

 

爆発的に巡礼者の数が増えていっているということは、スペイン巡礼人気が高まっている証拠ですね。

インターネット情報やSNSの発達のおかげもあると思います。

NHKのテレビ番組や雑誌でも、たまにスペイン巡礼のことが取り上げられています。

 

スペイン巡礼路を歩く日本人は、どうやってスペイン巡礼のことを知ったのか?

 

ヨーロッパでは有名なスペイン巡礼ですが、日本ではまだそこまで知名度は高くはないと思われます。

 

私が実際会った日本人の巡礼者の皆さんに話を聞いたところによると、世界一周中に仲間から聞いてスペイン巡礼の事を知ったという人が一番多かったように感じます。

それから、ヨーロッパに留学中の方もいらっしゃいました。

年配の方も、本や映画を見てスペイン巡礼のことを知った方とか、ネットを見て知った方とかも多かったです。

建築物に興味がある方、ヨーロッパの街並みが好きな方も多いです。

 

さあ、スペイン巡礼に出かけてみよう!

 

たくさんの人が歩いているスペイン巡礼路!

老いも若きも関係ないです!

巡礼中は、年齢に関係なく誰とでも友達になれますよ。

スペイン巡礼路を歩いてみてはいかがでしょうか?

 

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