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早朝に出発するスペイン巡礼の日々
スペイン巡礼者の朝は それはそれは早いものです。 夏場は、6時ごろ巡礼者宿泊施設アルベルゲを出発する人が多く、5時ごろに出発する人もいます。 支度の時間を考えると、出発の30分から1時間前に起床することになります。
暗闇の中で支度をしなければいけない
暗いうちから ごそごそと皆さん起き始め、ヘッドライトを頼りに洗面所へ向かいます。 洗面所と、リビングは電気をつけますが、ベッドの部屋はまだ寝ている人もいるため暗い中で支度をしなくてはなりません。 寝ている人に気遣いながら、音を立てないように着替えたり、荷物を整理しながらリュックに詰めていくのはなかなか大変です。 実際、人がゴソゴソとし始めるので他のも人も起きていく感じがあります。 起床時間が同じくらいだったら問題はないのですが、中には朝4時頃に起きてゴソゴソし始め早々に出発していく人もいます。 アルベルゲのベッドはほとんどが2段ベッドで、本当に近くに他人が寝ています。 そんな中、朝の支度をするのは難しいです。 リュックと荷物を全部リビングに運び、明るい部屋のところでパッキングをする人も多いです。 私も、スーパーの袋に着替え等を入れているので、少し動かしただけでも「ガシャガシャ」と音がするので、そおーっとリュックに出し入れするのは大変だと感じます。
アルベルゲの忘れ物がひどい!
ベッドの部屋が暗いからだと思いますが、みんな忘れ物がひどいです。笑 アルベルゲでボランティアをした経験があるのですが、その時も毎日忘れ物がたくさんありました。 下着や靴下、ジャンバーやカメラカバーや、クリームなど。中には寝袋を忘れていった人もいました。暗い中なので仕方がないですね。 たかがジャンバーと言っても、巡礼中は大切な一枚のジャンバーです。寒さ対策はどうするのだろうか、、、と心配になってしまいます。 どこかの大きな街で新しいものを買い求めるしかないと思います。 何時間も歩いてから、忘れ物に気づいても、なかなか取りに戻る勇気はないようです。忘れ物を諦めるしかないです。 ある日、一人の巡礼者がカメラを忘れたと言ってアルベルゲまで戻ってきました。 さすがに、カメラほどの忘れ物になると、わざわざ引き返して戻ってくるものです。 しかし、探しても探してもカメラは見つかりませんでした。 後になってわかったのですが、他のアルベルゲ管理人ホスピタレイロがカメラをシーツごと洗濯機に入れてしまっていたのでした。その後どうなったのかは聞いていません。共同のベッドの部屋で、巡礼者は目覚ましをかけているのか?
共同のベッドの部屋とはいえ、早い時間に出発したいので、寝坊防止に目覚ましをセットしています。 バイブだけにしている人がほとんどですが、中にはけたたましく目覚まし時計の音を鳴り響かせる人もいます。 起きた人は、寝ている人を気遣ってひっそりと支度を始めるのですが、さすがにパッキングしているとごそごそ、ガシャガシャと音がします。 そのような生活音で、少しずつみんなも起きていきます。 しかし、毎日の歩きで疲れ切っている場合には、ハッとして目覚めたら、周りは誰もいなくなっていた!ということも何度かみなさん経験するそうです。ヘッドライトは必要か?
このように、まだ暗いうちから起き始めて支度をする際にはヘッドライトが役に立ちます。 また、暗い道を歩く時にもヘッドライトを頼りに進んで行くことになるので、ヘッドライトは持っていた方が便利です。 しかし、私は巡礼中にヘッドライトは持って行っていません。 一つ目の理由が、夜中のトイレに行く時、暗い中での起床時も、スマートフォンのライトで済ましてしまうからです。 二つ目の理由が、真っ暗なうちはまだ歩き始めないと私は決めているからです。 暗闇の中だと、巡礼路カミーノの道標も見逃しやすいし、景色を楽しむことができないからです。 だから、薄暗くなり始めたら、ようやく歩き始めるようにしています。 支度の時は、スマホのライトで十分です。 というわけで、私の場合ですがヘッドライトの分も軽量化できています。巡礼者の朝ごはん
朝ごはんは、食料を買っておいてアルベルゲのリビングで食べる人、歩きながら食べる人、とりあえず歩き始めて、最初のBarを見つけてから食べる人等、それぞれです。 アルベルゲに朝ごはんがついているところもあります。たいていが3ユーロです。 寄付制のアルベルゲで朝ごはんがついているところもあります。 巡礼者の朝ごはんについて詳しくはこちら巡礼者の朝の様子 パッキングが大変そう!
巡礼者の朝の支度は大変です。