「フランス人の道」は1番メジャーな道。スペイン巡礼には数々のルートがあります。
「フランス人の道」について、スペイン巡礼を5回経験したMiyukiがお伝えします。
「フランス人の道」のスタート地点は サンジャンピエドポー
「
フランス人の道」は、聖地サンティアゴ・デ・コンポスティーラを目指して、フランス国側の
S.J.P.Pサンジャンピエドポーを出発するのが一般的です。
「フランス人の道」のスペイン最東の村は
ロンセスバージェスRoncesvalles、近くの大きな街は
パンプローナPamplonaです。
スペインからスタートしたい人は、ロンセスバージェスかパンプローナから歩き始めると良いです。
ロンセスバージェスは、サンジャンピエドポーから約25km、
パンプローナは、サンジャンピエドポーから約70kmです。
途中で通る大きな街は、パンプローナ、ログローニョ、ブルゴス、レオン、ポンフェラーダ、サリア等です。
日本からサンジャンピエドポーへの行き方 詳しくはこちら
目的地のサンティアゴ・デ・コンポスティーラまで約800kmの距離
「フランス人の道」は、聖地サンティアゴ・デ・コンポスティーラを目指してサンジャンピエドポーから出発すれば約800kmの距離です。
徒歩で約35日間の巡礼となります。
スペイン巡礼 その他のルートについて 詳しくはこちら
スペイン巡礼 「フランス人の道」日数について 詳しくはこちら
景色が移り変わる「フランス人の道」を歩く
「フランス人の道」は様々な州を横断していくので、州ごとに変わる景色や食事を楽しむことができます。
フランスとスペインの国境であるピレネー山脈越えはスペイン巡礼最初の難所となります。
牛追い祭りで有名なパンプローナを州都とする
ナバーラ州(Navarra)にはたくさんの自然が広がっています。
この辺りは、多少のアップダウンが続きます。
ワインで有名な
ラ・リオハ州(La Rioja)に入りログローニョあたりまで進むと、巡礼路はなだらかな道になります。
カスティージャ・イ・レオン州に入りブルゴスからは、小さな丘を越えながら地平線が見えるほど平らな麦畑を進んでいきます。
メセタと呼ばれるこの台地は、夏場は日陰がないので巡礼者泣かせの道ですが広大で大変美しい道が続きます。
私は「フランス人の道」の中では、このあたりが一番大好きです。
レオンを過ぎてからは山道に入り、サンティアゴ・デ・コンポスティーラまであと150kmのあたりから
ガリシア州になります。
ガリシア州の多くの川や山並みを見ると、日本の山あいの村の景色によく似ています。
ガリシア州は夏場でも雨が多い地方です。
「フランス人の道」の行程
フランス人の道上にある主な街と、
サンティアゴ・デ・コンポスティーラまでの距離です。
それぞれの街へマドリード、バルセロナからの移動方法 詳しくはこちら
スペイン巡礼路 次の村までバスに乗る方法 詳しくはこちら
それぞれの街の観光情報についてはカテゴリー「
スペイン巡礼路の街 観光情報」からご覧になれます。
アルベルゲ地図、一覧についてはカテゴリー「
スペイン巡礼路 アルベルゲ」からご覧になれます。
●サンジャンピエドポー 780km
●ロンセスバージェス 756km
●パンプローナ 710km
●エスティージャ 667km
●ログローニョ 620km
●サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 570km
●ブルゴス 490km
●サアグン 370km
●レオン 310km
●アルトルガ 260km
●ポンフェラーダ 210km
●サリア 110km
●メリーデ 50km
●モント・デ・ゴソ 5km
●サンティアゴ・デ・コンポスティーラ
「フランス人の道」は初心者にもオススメ
「フランス人の道」は、女性でも子供でも歩くことができます。
多少の山道はありますが、軽い登山らしい道は全体の2割ほどで、全体的にあまりハードではありません。
それから、どんな小さな村にも
巡礼者用宿泊施設アルベルゲや
Barがあるので、宿泊所や休憩所や食事に困ることはありません。
また、黄色い矢印や貝印の
道標もたくさんあり、たくさんの人が歩いているので、ガイド本なしでも歩けるほどです。
スペイン巡礼「フランス人の道」をぜひ歩いてみてくださいね。
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