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スペイン巡礼 福岡→上海
出発の朝
夏休みに入ったばかりでまだまだ涼しい夏の日でした。 主人に高速バス停留所まで送ってもらったのですが、忘れ物女王の娘は寝袋を家から持って来るのを忘れました。 忘れ物大王の主人が、あわてて寝袋をとりに帰って私たちの乗ったバスを車で追いかけてくれました。 そんな爆笑事件で スペイン巡礼の旅は幕を開けました。 その翌日、パリの空港でも忘れ物女王の娘は寝袋を忘れそうになることになります。お留守番の長女
出発前、私の頭を悩ませていたお留守番役の長女説得の件ですが、洋服をたくさん買ってあげると言ったら、私たちの1ヶ月の旅を気持ちよく了承してくれました。 あんなにどう説得しようかと悩んだのがあほらしく思えるほどあっけないものでした。 案ずるより産むが易し!スペイン巡礼出発前の不安
それから、スペイン巡礼の旅を決断する前に少しだけ別の心配がよぎっていました。 小学6年生の女の子をスペインに1ヶ月も連れて行って、何かあったらどうしよう、事件に巻き込まれたらどうしよう、事故にあったら?娘が迷子になったらどうしよう・・・などの心配です。 そんな折、長女が「旅行に行ったらだめ!」と反対してくれるといいな、、、旅行の話が取りやめになったらホッとするな、、、とさえ思っていたことも。 人はいつでも踏み出そうとする瞬間にこのような不安を抱くものです。 変化を怖れたり、不安に打ち負かされて、一歩踏み出す勇気をしぼませてしまいます。 でも、いろいろと調べていくうちに スペイン巡礼の道は想像するより安全なところであることがわかりました。 イメージだけで考えていたものと、現実は若干違うものです。 ネット普及のおかげで、グーグルストリートや、経験者のブログ、協会、スペイン観光局、ホテルや観光地のHPなどを調べていくうちに 安心感が出てきました。 実際、スペイン巡礼の道「カミーノ」は、人々がやさしく、子連れでも安全なものでした。 女性でも ほぼみんな一人でスペイン巡礼を始めています。 歩いていくうちに仲間ができて、それはそれは堅い友情で結ばれていくのです。 歩くペースは違っても、夜にアルベルゲ(巡礼宿)で集まって、みんな素敵なグループができていました。 (注 2015年に女性一人で歩いていた巡礼者に対する殺人事件も起きています。現金を狙った事件のようですが、安全と言われている巡礼路ですので、スペインでも大きなニュースになったようです。山道を歩く時には、少し待って他の巡礼者達が見える距離で歩くようにしたら良いと思います。)福岡から上海へ
というわけで、何とか出発の日を迎え、福岡からトランジットのため上海へ向かいます。 福岡では まとめて現金をユーロに両替しました。 高額になればなるほど 両替率がよくなるので 面倒くさがりの私はまとめて両替しました。






