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重いリュックから解放されるバッグサービス!スペイン巡礼中のバックサービスの利用方法を案内します。
毎日村から次の村まで徒歩で進んで行くスペイン巡礼。 常に重いリュックを背負って歩いていくのが苦痛に感じる方もどうぞ安心してください。 スペイン巡礼路(カミーノ)には、リュックを次の宿泊先まで運んでくれるサービスがあります。
スペイン巡礼に6回行ったMiyukiがお伝えします。
(フランス人の道でのバッグサービス 2019年9月の情報。サービスに変更がある場合もあります)
全ての持ち物をリュックに入れて 毎日徒歩で移動していくスペイン巡礼者!
スペイン巡礼は、毎日25kmほどの道のりを歩いて進んで行きます。 全財産と全ての持ち物をリュックに背負って徒歩で移動していくことになります。 どんなにリュックの軽量化に努めていても、歩いているうちにズシズシとリュックの重さが気になっていきます。 リュックを担いで歩くのと、荷物なしで歩くのでは、快適さと疲れ方に雲泥の差があるように思います。 リュックを軽量化するコツについて 詳しくはこちら👉スペイン巡礼者のための救世主!荷物を次の宿泊先まで運んでくれるバッグサービスがある!
スペイン巡礼路にはリュックを次の宿泊先まで運んでくれるという素晴らしいサービスがあります。 フランス人の道でのバックパックサービスの情報となります。 (北の道でもバックパックサービスは利用できます。2018年情報) このバッグサービスを運営している会社は数社あって、料金はリュック等のバッグ1個あたり4ユーロから5ユーロ程です。 会社によって値段が違います。 リュック以外でも、大きなビニール袋に入れた荷物も運んでくれました。 バックを運んでくれるのは、巡礼路上のおよそ25kmくらい先の村まで、およそ15kgまでという規定があるようです。 車で集荷して運んでいます。 タクシーとしても併用している会社もあるようで、ある時タクシーを頼んだら後ろにたくさんの巡礼者のリュックが載っていました。
このバッグサービスを利用している巡礼者は多い!
私が感じているところでは、40代以上の方や足や肩に問題を抱えた方、韓国人の方も多く利用しているようです。 荷物なしで巡礼を楽しみたいという若い人もいます。 バックサービスを利用している巡礼者のパーセンテージは、全体の2~3割くらいだと思います。 当日の巡礼路が、長丁場となるところやきつい山道になるとバッグサービスの利用者は増えます。バッグサービスを利用するとスペイン巡礼の仕方が変わる!バッグサービスをオススメする理由
バッグサービスを利用して重い荷物から解放されると、巡礼そのものを本当に心から楽しめる!と私は個人的に思います。 リュックをバッグサービスで運んでもらうので、巡礼中は小さなデイバッグに貴重品と水とおやつだけを入れて担ぎます。 1kgちょっとの重さのリュックを背負って歩けば良いのです。足や肩が痛まない
まず重いリュックがないので、足や肩が痛まないので苦しくないです。 (多くの巡礼者が足のまめやひざ痛に悩まされています) 結果、自分の足でどこまでも巡礼を続けていけるようになります。 巡礼途中で足や肩に問題を抱えて、巡礼をリタイアする人も実際多いです。
途中の村を散策する余裕が生まれる
それから身軽になるので、巡礼路上の村に立ち寄り村の中を散策してみたりする余裕が生まれます。 せっかく出会うことのできた小さな村!思い出がまた一つ増えていくように感じます。 どんな小さな村にも比較的大きくて素敵な教会があります。 そんな教会に入ってみたり写真を撮ったりすることは巡礼中の一つの楽しみです。 先を急ぐ巡礼となると、村の真ん中を通っている巡礼路をまっしぐらに歩いて村を抜けていくだけです。 裏の路地やお店や教会を見ずに次の村へと向かうことになります。巡礼路で軽く寄り道
私の場合、巡礼路を歩きながら少し小高い丘に登ってみたりすることも多いです。 もしも重いリュックを背負っていたら、無駄な寄り道などは断念していたと思います。 Barに立ち寄る時も、荷物がないのでオーダーに行ったり、コーヒーを運んだり、トイレに行くのが非常に楽です。タスク感からの解放!
10kg以上のリュックを背負っている人もいて 「今日の宿まであと何km!!と考えながら脇目もふらずに歩いているようでタスク感が半端ない!!」 と言っていた巡礼者もいました。 巡礼の仕方は人様々なのですが、巡礼そのもの、歩きそのもの、景色等を、余裕を持って楽しみたい方にバッグサービスをオススメします。バックサービスの利用方法
では、バッグサービスの利用の仕方をお伝えします。当日の目的地を決める。どのアルベルゲに泊まるかを決める
[全てのアルベルゲ一覧] 地図 写真 料金 詳しくはこちら まずは、当日どの村まで進むかをガイド本やアプリの地図を見て決めます。 疲れたから今日は20kmだけ進もうとか、大きな街で泊まりたいから頑張って30km歩く!とか考えます。 目的地が決まったら、アプリやガイド本で宿泊施設(アルベルゲやホステル)を決めます。 一緒に歩いているメンバーで、ディナーを食べながら、「明日はどこまで行こうか?」とか「そのアルベルゲにする?」と話し合うのも毎日の楽しみです。 目的地だけ決めたら、一緒に歩いたり、またはそれぞれのペースで歩いて行き、アルベルゲでみんなと再会する感じです。 アルベルゲについて 詳しくはこちら👉荷物につける送り状は封筒の形!封筒に名前、目的地、宿泊施設の名前等を記入して料金を入れる
たいていのアルベルゲやホステルには、バッグサービスを利用するとき用の封筒が置いてあります。 この封筒が、宅配便で言えば送り状とか伝票みたいな物です。封筒をリュックにくくりつけるのです。
(NCSという会社 1個あたり5€ 28km先まで、重量15kgまで ピックアップタイム朝8時)
(JACOTRANSという会社 5€ 重量15kgまで)
(Correosという日本郵便みたいな会社 4€ 前日21時まで予約、14時半までにお届け、重量20kgまで)
アルベルゲやホステルには2〜3社の封筒が置いてあります。
その封筒に、名前、自分の連絡先となるメアドか携帯番号、当日の目的地の村の名前、泊まる予定の宿泊施設の名前を記入します。
この時、注意するのが、宿泊予定の施設が宿泊可能かどうかです。
季節によってはオープンしていない宿泊施設もあります。
万が一、宿泊者が多くてその宿に泊まることができなかったとしても、宿泊施設がオープンさえしていれば、荷物は預かってくれています。
間違っているかもしれませんが、私の経験なのですが、万が一その宿がオープンしていない場合は、近くの宿やBarに置かれているような感じがあります。スペインはそのくらいアバウトで面白いです。
なお、このバックパックサービスが宿泊施設の予約を確約してくれるわけではありません。
バックパックの送付先の宿泊施設に泊まらないで、バックパックをピックアップするだけでも大丈夫な場合もあり、宿の人に「バックのピックアップだけ?それとも泊まる?」と聞かれることも多かったです。
しかし、その宿に泊まらないでピックアップだけをした時にかなり文句を言われたこともあったので、基本的にバックパックサービスは泊まる宿に送ったほうが良いです、
その次に料金を封筒の中に入れます。お釣りなしがベストです。
私は硬貨を持っていなかったので仕方なく10ユーロ紙幣を入れていたことがありますが、リュックを受け取った時にはちゃんとお釣りが封筒の中に入っていました。

