スペイン巡礼 バックサービス 次の宿泊地までリュックを運んでくれるサービスがある!バッグサービスを利用する方法!

スペイン巡礼 荷物
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目次

重いリュックから解放されるバッグサービス!スペイン巡礼中のバックサービスの利用方法を案内します。

毎日村から次の村まで徒歩で進んで行くスペイン巡礼。 常に重いリュックを背負って歩いていくのが苦痛に感じる方もどうぞ安心してください。 スペイン巡礼路(カミーノ)には、リュックを次の宿泊先まで運んでくれるサービスがあります。 スペイン巡礼に6回行ったMiyukiがお伝えします。 (フランス人の道でのバッグサービス 2019年9月の情報。サービスに変更がある場合もあります)  
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  1. 全ての持ち物をリュックに入れて 毎日徒歩で移動していくスペイン巡礼者!
  2. スペイン巡礼者のための救世主!荷物を次の宿泊先まで運んでくれるバッグサービスがある!
  3. このバッグサービスを利用している巡礼者は多い!
  4. バッグサービスを利用するとスペイン巡礼の仕方が変わる!バッグサービスをオススメする理由
    1. 足や肩が痛まない
    2. 途中の村を散策する余裕が生まれる
    3. 巡礼路で軽く寄り道
    4. タスク感からの解放!
  5. バックサービスの利用方法
    1. 当日の目的地を決める。どのアルベルゲに泊まるかを決める
    2. 荷物につける送り状は封筒の形!封筒に名前、目的地、宿泊施設の名前等を記入して料金を入れる
    3. 封筒をリュックにくくりつけて、どこに置いておくかを宿の人に尋ねる
  6. 宿泊地に着いて リュックを受け取る方法
  7. 翌日のバッグサービスの仕方についても確認しておくべし
  8. リュック紛失を防ぐために!
    1. 預けるリュックに貴重品を入れないこと
    2. オフィシャルなバッグサービスの会社を利用すること
    3. 封筒にはわかりやすく到着地と宿泊先の名前を書くこと
    4. 封筒にきちんと料金を入れること
    5. 封筒を写メっておくこと!
  9. バッグサービスで失敗した人
  10. バッグサービスの難点
  11. バッグサービスの利用は安心できるか?
  12. 巡礼をスタートさせる前に 要らない荷物を預かってもらう方法

全ての持ち物をリュックに入れて 毎日徒歩で移動していくスペイン巡礼者!

  スペイン巡礼は、毎日25kmほどの道のりを歩いて進んで行きます。 全財産と全ての持ち物をリュックに背負って徒歩で移動していくことになります。   どんなにリュックの軽量化に努めていても、歩いているうちにズシズシとリュックの重さが気になっていきます。 リュックを担いで歩くのと、荷物なしで歩くのでは、快適さと疲れ方に雲泥の差があるように思います。 リュックを軽量化するコツについて 詳しくはこちら👉    

スペイン巡礼者のための救世主!荷物を次の宿泊先まで運んでくれるバッグサービスがある!

  スペイン巡礼路にはリュックを次の宿泊先まで運んでくれるという素晴らしいサービスがあります。 フランス人の道でのバックパックサービスの情報となります。 (北の道でもバックパックサービスは利用できます。2018年情報)   このバッグサービスを運営している会社は数社あって、料金はリュック等のバッグ1個あたり4ユーロから5ユーロ程です。 会社によって値段が違います。 リュック以外でも、大きなビニール袋に入れた荷物も運んでくれました。   バックを運んでくれるのは、巡礼路上のおよそ25kmくらい先の村まで、およそ15kgまでという規定があるようです。 車で集荷して運んでいます。 タクシーとしても併用している会社もあるようで、ある時タクシーを頼んだら後ろにたくさんの巡礼者のリュックが載っていました。    

このバッグサービスを利用している巡礼者は多い!

  私が感じているところでは、40代以上の方や足や肩に問題を抱えた方、韓国人の方も多く利用しているようです。 荷物なしで巡礼を楽しみたいという若い人もいます。   バックサービスを利用している巡礼者のパーセンテージは、全体の2~3割くらいだと思います。 当日の巡礼路が、長丁場となるところやきつい山道になるとバッグサービスの利用者は増えます。  

バッグサービスを利用するとスペイン巡礼の仕方が変わる!バッグサービスをオススメする理由

  バッグサービスを利用して重い荷物から解放されると、巡礼そのものを本当に心から楽しめる!と私は個人的に思います。 リュックをバッグサービスで運んでもらうので、巡礼中は小さなデイバッグに貴重品と水とおやつだけを入れて担ぎます。 1kgちょっとの重さのリュックを背負って歩けば良いのです。  

足や肩が痛まない

  まず重いリュックがないので、足や肩が痛まないので苦しくないです。 (多くの巡礼者が足のまめやひざ痛に悩まされています) 結果、自分の足でどこまでも巡礼を続けていけるようになります。 巡礼途中で足や肩に問題を抱えて、巡礼をリタイアする人も実際多いです。  

途中の村を散策する余裕が生まれる

  それから身軽になるので、巡礼路上の村に立ち寄り村の中を散策してみたりする余裕が生まれます。 せっかく出会うことのできた小さな村!思い出がまた一つ増えていくように感じます。 どんな小さな村にも比較的大きくて素敵な教会があります。 そんな教会に入ってみたり写真を撮ったりすることは巡礼中の一つの楽しみです。 先を急ぐ巡礼となると、村の真ん中を通っている巡礼路をまっしぐらに歩いて村を抜けていくだけです。 裏の路地やお店や教会を見ずに次の村へと向かうことになります。  

巡礼路で軽く寄り道

  私の場合、巡礼路を歩きながら少し小高い丘に登ってみたりすることも多いです。 もしも重いリュックを背負っていたら、無駄な寄り道などは断念していたと思います。 Barに立ち寄る時も、荷物がないのでオーダーに行ったり、コーヒーを運んだり、トイレに行くのが非常に楽です。  

タスク感からの解放!

  10kg以上のリュックを背負っている人もいて 「今日の宿まであと何km!!と考えながら脇目もふらずに歩いているようでタスク感が半端ない!!」 と言っていた巡礼者もいました。 巡礼の仕方は人様々なのですが、巡礼そのもの、歩きそのもの、景色等を、余裕を持って楽しみたい方にバッグサービスをオススメします。    

バックサービスの利用方法

  では、バッグサービスの利用の仕方をお伝えします。  

当日の目的地を決める。どのアルベルゲに泊まるかを決める

  [全てのアルベルゲ一覧]  地図 写真 料金 詳しくはこちら   まずは、当日どの村まで進むかをガイド本やアプリの地図を見て決めます。 疲れたから今日は20kmだけ進もうとか、大きな街で泊まりたいから頑張って30km歩く!とか考えます。   目的地が決まったら、アプリやガイド本で宿泊施設(アルベルゲやホステル)を決めます。 一緒に歩いているメンバーで、ディナーを食べながら、「明日はどこまで行こうか?」とか「そのアルベルゲにする?」と話し合うのも毎日の楽しみです。 目的地だけ決めたら、一緒に歩いたり、またはそれぞれのペースで歩いて行き、アルベルゲでみんなと再会する感じです。 アルベルゲについて 詳しくはこちら👉  

荷物につける送り状は封筒の形!封筒に名前、目的地、宿泊施設の名前等を記入して料金を入れる

  たいていのアルベルゲやホステルには、バッグサービスを利用するとき用の封筒が置いてあります。 この封筒が、宅配便で言えば送り状とか伝票みたいな物です。封筒をリュックにくくりつけるのです。 (NCSという会社  1個あたり5€  28km先まで、重量15kgまで  ピックアップタイム朝8時)   (JACOTRANSという会社  5€  重量15kgまで)   (Correosという日本郵便みたいな会社  4€  前日21時まで予約、14時半までにお届け、重量20kgまで) アルベルゲやホステルには2〜3社の封筒が置いてあります。     その封筒に、名前、自分の連絡先となるメアドか携帯番号、当日の目的地の村の名前、泊まる予定の宿泊施設の名前を記入します。   この時、注意するのが、宿泊予定の施設が宿泊可能かどうかです。 季節によってはオープンしていない宿泊施設もあります。 万が一、宿泊者が多くてその宿に泊まることができなかったとしても、宿泊施設がオープンさえしていれば、荷物は預かってくれています。 間違っているかもしれませんが、私の経験なのですが、万が一その宿がオープンしていない場合は、近くの宿やBarに置かれているような感じがあります。スペインはそのくらいアバウトで面白いです。   なお、このバックパックサービスが宿泊施設の予約を確約してくれるわけではありません。   バックパックの送付先の宿泊施設に泊まらないで、バックパックをピックアップするだけでも大丈夫な場合もあり、宿の人に「バックのピックアップだけ?それとも泊まる?」と聞かれることも多かったです。 しかし、その宿に泊まらないでピックアップだけをした時にかなり文句を言われたこともあったので、基本的にバックパックサービスは泊まる宿に送ったほうが良いです、   その次に料金を封筒の中に入れます。お釣りなしがベストです。 私は硬貨を持っていなかったので仕方なく10ユーロ紙幣を入れていたことがありますが、リュックを受け取った時にはちゃんとお釣りが封筒の中に入っていました。  

封筒をリュックにくくりつけて、どこに置いておくかを宿の人に尋ねる

  封筒に名前等の記入が終わって料金を入れたら、その封筒を取れにくいようにリュックにくくりつけます。 そして、宿の人に「バッグサービスを使うのだけど、どこに置いておいたらいい?」と尋ねます。   この時、宿の人がバッグサービスの会社に電話してくれることが多いです。 もしくは、「自分でバッグサービスの会社に連絡して」と言われることもあり、バッグサービスの会社に自分で電話連絡やメールをしている人もいました。   自分の他に、何個かバッグサービスを利用する他の人のリュックが置いてあれば、安心してそのままリュックを置いておきました。 最近は本当にバックサービスを使う人が多いので、たいてい朝になると、バックサービスの封筒をくくりつけたリュックがたくさん宿の廊下あたりに並んでいるので安心ですが、とにかく、宿の人に尋ねるのが一番です!   それから万が一の場合のために封筒と荷物を写メっておくことをオススメします。 もし目的地に荷物が付いていない場合、どの会社に尋ねたらいいのかわからないとなると大変だからです。  

宿泊地に着いて リュックを受け取る方法

  その日、宿泊地に着いたら宿の人に「I sent may bag」(バッグサービスを利用してリュックを送った)と簡単に伝えると、「あそこにあるよ」と教えてくれます。 たいていが、宿の受付カウンターのそばにバン!と無造作に置かれています。 あとはリュックを自分でとるだけです。   よって、セキュリティーは???というところもありますが、たいていの巡礼者のリュックには寝袋や汚い洗濯物や着替え、洗面道具等しか入っていないものです。 私が利用した限りでは紛失することはありませんでした。   公営のアルベルゲでは、近くのBarに荷物が運ばれていることも多いです。 そんな時も、アルベルゲの管理人が「あのBarに荷物は運ばれているよ、行ってみて!」と教えてくれます。  

翌日のバッグサービスの仕方についても確認しておくべし

  翌日もバッグサービスを利用したい場合は、その旨をアルベルゲの人に話しどうしたらいいのかを聞いておくと良いです。 翌朝の早朝は、アルベルゲ(宿泊施設 )の管理人が起きて来ていないことがほとんどですので、前日にバックサービスを使いたいこと、どこにリュックを置いておけばいいのか等確認しておくほうが安心です。 「そこに封筒があるよ。荷物はそこに置いといて」等と教えてくれます。   バッグサービスを利用するためのリュックを預かってくれるBarの開店が遅くて、朝8時くらいまで待ったこともありました。 公営のアルベルゲでは、近くのBarでバックサービスを取り扱っていることが多いためです。 せっかく早起きしたのに、、、と思いますが、そこは、心の余裕を持ってゆっくり行こうと思い直します。笑 それから、Barごとに違うバックサービス会社の取り扱いがありますので、早く空いているBarにバックサービスをしているかを聞いてみるのも良いです。  

リュック紛失を防ぐために!

預けるリュックに貴重品を入れないこと

パスポート、現金、カード等は必ず肌身離さずに持ち歩くことです。

オフィシャルなバッグサービスの会社を利用すること

アルベルゲに置いてある封筒の会社のみを使ってください。 Jacotrans フランス人の道では幅を利かせている感じの会社。私がよく利用していた会社。https://www.jacotrans.es/p/english.html

封筒にはわかりやすく到着地と宿泊先の名前を書くこと

当日到着する村の名前と、宿泊施設先の名前を綺麗にわかりやすいように書いておきましょう。

封筒にきちんと料金を入れること

封筒からコインが滑り落ちないように、きちんと料金を入れておきます。

封筒を写メっておくこと!

どの村を宿泊地に決めたのか、どの宿泊施設の名前を封筒に書いたのか、どのバッグサービスの会社を使ったのか、、、毎日のことなので忘れることもあります。リュックと封筒を必ず写メっておくと安心です。 私は、一度だけ封筒を写メっておくことを忘れ宿名がわからなくなり、目的地の村に着いた後、全ての宿を訪ね歩いたことがあります。 そんな時に限って比較的大きな街で、たくさんのアルベルゲがあったのでした。 どの村のどこの宿泊先に荷物を送ったか確認のため、バックの行き先を書いた封筒を写メっておくべきです。  

バッグサービスで失敗した人

  私の場合はいつも問題なくリュックは運ばれていましたが、2017年の巡礼でバッグサービスで失敗した人の談を耳にしました。   バッグサービスで頼んだリュックが宿泊先まで運ばれていなくて、タクシーに乗って前日の宿までリュックを取りに行き、またタクシーで当日の宿まで帰ってきたらしいのです。 往復50ユーロもかかった!という話です。   このようなリスクを回避するには、宿の人にきちんとバッグパックサービスを利用することを伝える、封筒を写メっておくことが必要だと思います。  

バッグサービスの難点

  バッグサービスの難点を個人的に感じることをお伝えします。   スペイン巡礼路カミーノを歩いている途中で、とっても素敵な村や街、素敵な宿泊施設(アルベルゲ)に出会って、「あー、ここに泊まりたいなー」と思った時、バッグサービスを利用していると、プランの変更が効きません。 「もうこれ以上歩きたくないな」と疲れすぎて突然思うこともあります。それぞれが素敵な村なのですが、「あ、この村に泊まりたくないな」ということもあります。 そのような融通が利かない点が残念なところだと思います。  

バッグサービスの利用は安心できるか?

  個人的には、スペイン北部は治安も良いし、何度もバッグサービスを利用して大丈夫だったのでほぼほぼ安心できると思います。 到着地でリュックを受け取ると、「次の日にまた利用してください!!!」とばかりに、バッグサービスの会社の新しい封筒がリュックのポケットに入れこまれています。   ある日は、バッグサービスの封筒が5袋くらい、リュックのポケットに入れられていたので、「どんだけ〜!?」と、巡礼者同士で大笑いしたことがあります。   とにかく貴重品を預けないようにする等リスクは自己管理で、バッグサービスを利用し快適な巡礼をしてみるのも楽しいのではないでしょうか?  

巡礼をスタートさせる前に 要らない荷物を預かってもらう方法

  スペイン巡礼をスタートさせる前に、日本を発つ時に来ていた服や靴、ドライヤーなど、巡礼中には要らないと思う物を 目的地サンティアゴ・デ・コンポスティーラまで郵送して1か月以上預かってもらうこともできます。 👉サンジャンピエドポーはどんなところ?要らない荷物を郵送する方法 詳しくはこちら