ロンセスバージェス→スビリ
スペイン巡礼歩き始めて2日目
2012年7月28日
13話の続きです。
気持ち良い~~~涼しくてきれいな森の中を歩いていきます。
でも、歩いても歩いても 村は見えてこないです。
足のほうですが、まだまだ大丈夫です。
左足のかかとが少しすれて赤くなっているだけです。
リュック宅配サービスで 次の村スピリまで送ったので 背中もらくちんちん。
娘と励ましあいながら歩いていくと、ジュースやさんが!
このジュースのおいしかったこと!生き返りました。
道はだんだん下り坂になっていきます。
スピリまであともう少しだ
あと、3,4kmと表示があります。
山道が開けてきて、「あっ!建物の屋根が見えてきた!もう少しで着くよ」
巡礼路カミーノをはずれて、中世に作られた橋をわたって・・・スピリの村に到着!
巡礼宿アルベルゲが見えてきました。
黄色い矢印に沿っていくと、どの村でも簡単にアルベルゲを見つけられます。
宿は宿泊者ですでにいっぱいじゃないかな?とドキドキしながら入っていきます。
よかった!ベッドは空いていました。受付して巡礼手帳クレデンシャルにスタンプを押してもらいます。
こんな部屋が3つくらいありました。
ベッドの2階に上ると、ギコギコと音がして揺れます。寝返りをうつと、二段ベット自体がかなり揺れます。夜中ベッドが動くので、下に寝ている人はかわいそうだと思います。
アルベルゲのお庭に出ると、スペイン人の男の子たちが「パスタが余っているから食べていいよ。」と。
おいしそうなパスタをご馳走になりました!
10名くらいで歩いているスペイン人の男の子たち。。
そういえば、スピリに向かう道中で、すごい速さで私たちを追い越していった男の子たちがいました。その団体の男の子たちでした。
2名が車で伴奏して、リュックやお鍋などを運んでいるのだそうです。
このように団体でアクティビティーのようにスペイン巡礼路を歩いているスペイン人も多いです。
スピリに着くまでの急な下り坂では、足の爪が登山靴にあたって痛くなったので、娘に手をとられながらずっと後ろ向きに下りてきました。
昨日のロンセスバージェスで 鬼のような下り坂に 爪をやられてしまいました。
両方の親指と中指の4本の爪が。痛い!!
ドイツ人のおじちゃんが、私の足を見て、カットバンをくれました。
おじちゃんは、スピリへ向かう道中で出会った方です。
自分でも歩くのがやっとなくらいに足を痛めていらっしゃったのに、足をひきづりながら、わざわざお部屋からカットバンをとってきてくれたのです。
かなり足が痛そうにしているおじちゃんを、鼻で使ってカットバンを取りに行かせたかのようだったので、私はまるで鬼のようだと娘に非難されました!
おじちゃんのやさしさに 娘も感動です!
この日から毎日、ドイツ人のかわいそうなおじちゃんの無事を祈るようになりました。
かわいそうというのは、必死できつそうに歩いていてかわいそうに見えるので、おじいちゃんに愛を込めてそう呼ぶようになったのでした。
今でも、私と娘の心に強く残るお一人です。
おじいちゃん、ドイツでお元気かな〜?
アルベルゲのお庭は広くて気持ちよいです。
向こうに見えている建物が ダイニングとシャワールームです。
プールにあるようなシャワールームで、6畳ほどの部屋にシャワーヘッドが3つくらい壁についていて、つい立は全くありません。
ベッドルームの建物とも離れているので、夏はいいけど、冬は寒くてきついだろうなー。
村の中で、娘をかわいがってくれるアニックにも再会しました!
アニックたちは、もう一つの別のアルベルゲに泊まっているそうでした。
スピリの町並み。
韓国人のみんなと、道路で遭遇しました。
ディナーを誘ってくれました。
ユニちゃんや、ミンジンもいます。イーノーや、ハンさんや、ワンピースおばちゃんもいます。
この後も、いろんな村でそれぞれの韓国人のみんなと再会をすることになります。
この建物がもう一つのアルベルゲ。こちらのほうが私たちの泊まっているアルベルゲよりもきれいらしいです。少しだけ宿泊代が高いようでした。
スピリの夜は、寝袋が足の爪に触れるだけで、激痛が走りました。
明日、登山靴は履けそうにありません。
明日からの歩きは どうしよう???
つづく。
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