スピリ→パンプローナ
とうとう靴が履けなくて歩けない!
2012年 7月28日 スピリ→パンプローナ その1
スピリの夜が明けました。
私は、足の爪がはがれそうになり靴下さえ履くことができない事態になってしまいました.
両足 親指と中指の4本の爪が盛り上がってきた汚い足をご覧ください。
一昨日山下りで足の爪を傷め、さらに昨日スピリニ到着前の山下りで、完璧に足の爪を傷めてしまいました。
昨夜は、寝袋が足の先にあただけで飛び上がるように痛くて目が覚めました。
靴下さえ痛くて履けない、、、靴なんてとてもじゃないけど履くことができない事態になってしまいました。
とにかく、サンダル履きで、パンプローナまでバスで向かうことに決めました。
そんな中、朝から娘がキャッキャッと笑っています。
どうやら、となりのベッドに猫が寝ているらしい。しかも誰かの寝袋の上に!
出発するみんなにじゃれついて みんなを笑顔にさせている、ちょ~~かわいい子猫ちゃん。
きっと生まれたときからこのアルベルゲにまぎれこんでいるのでしょう。人によく慣れていました。
猫ちゃんと遊んだら疲れぎみだった娘のテンションは上がりました。
宿の近くのBARで、ミンジンと娘と3人で朝食。コーヒーとトーストとミルクとジュース。
インフォメーションに行って、パンプローナまでのバスがあるかどうか尋ねたところ、「バスは日曜日なので走っていない、タクシーで行くしかないよ」と教えられました。がーん!
仕方なく、次の街まで少し歩いてみることにしました。
次の村ララソアーニャまで道路沿いを歩く!
わたしは、足の爪が痛くて靴を履くことができず、素足でビーチサンダルといういでたちで歩いていきます。
巡礼路カミーノはアップダウンが激しいので国道を通って 次の村へ。
左手に見える山の中に巡礼路はあります。
みんな、あそこを歩いているんだなー。
テクテクと 歩いていくのですが、なかなか次の村へ着きません。
硬いアスファルトの道が、薄底ビーチサンダルの足にはこたえます。
6キロくらいの距離を1時間10分歩いていくと、ようやく ララソアーニャの村が見えてきました。
ララソアーニャはとっても小奇麗なかわいい村です。
ララソアーニャのアルベルゲ(巡礼宿)です。
まだまだ午前中なので ひっそりとしています。
ララソアーニャの村には人はいなくて BARもない・・・・。
仕方なく村の外れまでテクテクと歩いていくとペンションを発見しました。
こちらのレストランのおじさんがタクシーを呼んでくれました。
スペインの村の昼間は、大抵こんなふうにひっそりとしているのに、夜になるとどこから人が出てくるの?という感じでにぎやかになるのです。
タクシーを待っている間に また猫ちゃんと遊ぶ
ララソアーニャからパンプローナまでタクシー!
ララソアーニャからパンプローナまで タクシーで15分(25ユーロ)の距離を、みんな5時間~10時間かけて汗だくで歩くんだ。。。。
タクシーだと15分!!!!タクシーだと立ったの15分!!!!
パンプローナのアルベルゲまでタクシーで横づけされちゃいました。
アルベルゲの受付の順番待ちです。
「シャイくん」の背中が写っていました。とってもシャイなドイツ人の彼を「シャイくん」と名付けました。シャイくんとも この日以降、道中で何度も会うことになります。
娘は、表で自転車を見ていてくれとお兄ちゃんに頼まれて、外で自転車を見張っているところです。
アルベルゲの中です。
新しいアルベルゲで、施設もベッドもきれいです。
こおアルベルゲは元は学校だったらしです。
右に立っているのが シャイくんです。
2階のベッドルームです。
洗濯するところです。洗濯物もこちらで干します。
ミンジンが洗濯機を使うからと言って、私たちの分まで洗濯してくれました。
4ユーロの洗濯代をシェアしようよ!と言ったのですが、ミンジンは、「これから先もっとお世話になると思うから。」とお金を受け取ってはくれませんでした。
しかし、ミンジンとはこの夜以降 出会うことはありませんでした。
ミンジン、無事にカミーノを歩き通したのだろうかー?
そして 街へ繰り出します。
パンプローナは「牛追い祭り」で有名なところです。
ずーと田舎や山のほうを歩いてきたので、パンプローナがかなり大都会に見えます!
実は、パンプローナの街に着いてから「あ!こおがあの有名なパンプローナなの?!」と気付いたのでした。
パンプローナの市庁舎です。
夏場で観光客でいっぱいの街です!
これまで宿泊した小さくてひっそりとした村と違って寂しくありません。
バスとかで観光に来ていて綺麗な格好をしている人たちを見て、少しだけうらやましく感じてしまった娘と私なのでした。
つづく。
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