スピリ→パンプローナ
パンプローナでだんだんと仲良くなっていく!
2012年7月29日 その2
15話の続きです。
「牛追い祭り」で有名なパンプローナです。
有名な教会ですが、閉まっていて中に入ることができません。
このレストランでランチを食べました。
本日はそんなに歩いていないのに、ヘビィなポテトとお肉です!
パンプローナのスーパーで果物を買いました。
スペインの果物は安くて甘いです!この巡礼ではかなりの量の果物を買って食べていくことになります。
パンプローナの街をちょっとだけ歩きまわった後、アルベルゲに帰ると、入り口のところにアニックたちが座っていました。また会えた!
また、夜のお食事に誘われました!嬉しすぎます!
3階のキッチンへ上がるとハンさんがスープを飲んでました!
「おいしそう!」と言うと、「これあげるよ」とスープの素をくれました。
陽気なハンさんは、この後、山道を歩くとき用に杖を買ったと言って、木でできた杖をみんなに自慢げに見せていました。
お食事に行くときも 杖を持って歩いていたそうです。笑
ハンさんは 巡礼路での人気者となっていきました!
面白さと人の良さが滲み出ているハンさん。
陽気でおもしろいハンさんの持っていた杖を 娘もほしい!と言い出す始末です。
パンプローナのアルベルゲ
こちらは アルベルゲの中庭です。
このベンチで 果物を食べていると、イタリア人の女性が私の足先を見て、「これ使って!」と高そうなカットバンをくれました。
皆さんの優しさに事あるごとに触れていき、本当に感謝です。
手前がトイレで、奥がシャワールーム。
こんなふうに、シャワーを浴びて、その中で着替えをするのはちょっぴり不便です。日本にあるような脱衣所のありがたみがわかります。
スペイン巡礼路で初めて日本人に会う!
そして、そして。
この旅で 初めて日本人に会いました!
山下さんご夫妻です
ご夫妻は ご親切にカミーノのこと、行く先々の村のこと、いろいろなことを教えてくれました。
毎年カミーノを旅行されています。
今年は 北の道を行かれるとのことでした。
奥様の言葉が カミーノの道中ずっと私の背中を押してくれていました。
奥様が私にくれた言葉とは、
「
越えられますよ。丘ですから!」
というもの。
峠や山道を不安に思っていた私を、大きくはげましてくれる言葉となりました。
「そうですね、越えられますよね。丘ですから!」
言葉一つが 大きく人を引っ張ってくれることがあります!
その天使のような言葉をくれた 山下さんには感謝してもしきれません。
日本に帰ってからも メールを下さる山下さんご夫妻は、また来年の夏もスペインにいらっしゃるそうです。
スペインのカミーノでまた再会できますように!
パンプローナにあるハミングウェイゆかりのレストラン
ディナーはアニックたちと 「日はまた昇る」「老人と海」等で有名な作家ハミングウェイの好きだったというレストランで。
(娘は高校生の夏になってからハミングウェイの書いた「老人と海」を読み、読書感想文を書いておりました。2018年)
娘もたくさんの人に囲まれて楽しそうにしています。
2日後くらいの行程で出てくる、イラチェのいう村で作られている「イラチェワイン」です。
イラチェワインの会社のご好意により、ワインが蛇口から出てきて、巡礼者に無料で振舞われているのです。
巡礼者たちにとってはとっても楽しみにしている場所のようです。
食事が終わって、パンプローナの街を散策です。
特に、娘を残して巡礼に来ているアニックが私の娘を可愛がってくれました。
ヘミングウェイの銅像と闘牛場です。
娘と2人きりの旅も、このようにご縁ある方たちのおかげで寂しくありません。
世界中のどこに行っても、結局人とのつながりがないと人間は寂しすぎて生きていけないのだと実感する日々なのでした。
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