スペイン巡礼17話 I will do it ! そして自転車をゲット!パンプローナからシスール その1

2012年の旅
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目次

パンプローナ→シスールメスール

 
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パンプローナのアルベルゲ 隣のベッド

  2012年7月30日  その1 パンプローナのアルベルゲは新しくて快適です。     昨夜、消灯前に隣のベッドの人が酔っ払って帰ってきました。 アメリカから来たサルバドス君。   次の行程にある峠越えを 12歳の娘を連れて大丈夫かなー?と私が聞いたら、彼は人懐っこくでもなく、酔っていたからか、かったるそうに、話出しました。 「ママが教えてくれた。I can do it ではない。I  will do it なんだと!」 なるほど、進む道は意思次第ということか。  

ドイツ人シャイ君との出会い

  サルバドス君とそのような話をしていると、酔っ払った上半身裸の男性がサルバドス君のベッドの上に上ろうとして、はしごに手をかけたらベッド自体が大きくガタンとずれました。 サルバドス君と一緒に飲んで帰ってきたふうなので「彼は友達?」と聞くと、 サルバドス君は 「No !!」と答えました。ブラックジョークです。笑 サルバドス君のベッドの上段に上った彼は、酔っ払って、卑猥なことを言ったのが自分でつぼにはまったらしく、笑いが止まりません。 サルバドス君に「シー!シー!」とかなり怒られていました。 そんな酔っ払いでしたが、朝になって話しかけたら、かなりの恥ずかしがりやさんのドイツ人。 娘と「シャイ君」となずけました。 サルバドス君とシャイ君とも、この日以降も、道中やアルベルゲで何回か会うことになりました。  

パンプローナの朝

さて、朝になり韓国人のハーンさんが、手づかみしていたパンをちぎって娘にくれました。 食べているパンを すぐに手でちぎって手渡すあたりが、、、男らしくておもしろい。 そのパンと自販機で買ったチョコラーテが朝食になりました。     ここは、インターネットの部屋。 スペイン巡礼のアルベルゲにインターネットの設備があるのは全体の2割くらいかなー? まだまだスマートフォンが少なかったこの頃。 (2019年現在 スマートフォンの影響でパソコンが置いてある宿泊所は皆無です)     昨日閉まっていたパンプローナの教会は、今朝も開いていなくて中に入れず残念です。     私の足の爪は激しい坂道でやられてしまい、昨日と同様に登山靴を履くことさえできません。 日にちもないことなので、自転車を購入して、自転車で巡礼の旅を続けることにしました。 前日に安い自転車を売っているお店の場所をインフォメーションで聞いておきました。 というわけで、タクシーをつかまえるために街を歩いていきます。      

タクシーで郊外のデカトロンへ!

  郊外にある「デカトロン」というスポーツ用品ショッピングセンターまでタクシーで5ユーロでした。     タクシーを降りるときのことです! 私が間違ってお金を多く手渡すと、運転手さんは、やさしく「多すぎるよ」と言って返してくれました! まだ、ユーロの料金感覚がちゃんと身に付いていなくて、私は桁を間違えて多くタクシー代を運転手さんに渡してしまったのでした。 スペインでは、こんな場面が多々ありました。 スペイン人って、日本人みたいに人がいいです!   このように当たり前のことを当たり前にしてもらえるだけで、旅先では嬉しいものです。 スペイン人の真面目さを知り、スペインのことを大好きになった瞬間でした。   それから、旅先で、店員さんに少しぼられてしまうとかちょっと騙されてしまうだけで、その街の印象が悪くなってしまいます。 たった1度のちょっとしたことで、街や国の印象が決まってしまうものです。 いろいろな被害に遭わないように、自ら最新の注意を払うべきだとも感じました。 1台1万円くらいで自転車をゲットしました。サドルにつけるクッションも買いました。     ただ、他のお客さんも多かったからか荷台をつけてもらうだけで2時間半くらい待つことになりました。  

巡礼用の自転車をゲットした!

  お昼を食べ損ねて、娘がばててしまいました。 持っていた少しのお水とキャンディーでしのぎ、6kmほどがんばって自転車でパンプローナの旧市街に戻りました。   やはり、歩くより自転車のほうが進み方が全然ちがう~~~~!   このBARで昼食を食べたのですが、時間はもうすでに夕方くらいになっていました。     今日はもう遅いので、5kmくらい先の次の村まで進んでそこに泊まることにしました。 次の村「シスールメスール」までは5kmくらいです。    

シスールメスールに着いた!

  小さな丘の上に シスールメスールのアルベルゲはありました。もう一つのアルベルゲの方は大きな建物でした。こちらはこじんまりとして かわいい宿!     もう夕方の5時を過ぎていたのに、ベッドが空いていました。よかったー!     管理人のおじちゃんはとても丁寧にいろいろと設備の説明をしてくれました。 後ろのおじさんが、おじちゃんのチェックインの仕方を見守っていました。   2017年には、高校生になった娘とナヘラの村でアルベルゲの管理人のボランティアをしました。 そんな、スペインのアルベルゲでボランティアをする機会が訪れるなんて、この時は夢にも思っていませんでした。 アルベルゲ管理人のボランティアは2週間だけです。 今思うに、このおじちゃんは管理人のボランティアの初日だったのかもしれないと思います。 つづく。   シスールメスールのアルベルゲ一覧はこちら