スペイン巡礼者に大人気!スペインには「メヌー」というお得なセット料理がある!食事代は?

スペイン巡礼者の食事
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目次

スペインには「メヌー」というセット料理があり、スペイン巡礼中に食べることができます。

巡礼者たちが毎日食べている「メヌー」って、一体どんなお料理なのか?いくらくらいで食べることができるのでしょうか? スペイン巡礼を5回経験したMiyukiがお伝えします。  
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スペイン巡礼中にみんなが食べる「メヌー」

  「メヌー」とは、スペインにあるセットメニューです。 食事を出しているほとんどのBarで提供されます。   スペイン巡礼中は、毎日20kmから30km歩くので、かなり体力を使う毎日です。 そんな巡礼中に、「メヌー」は巡礼者に大人気です。 この「メヌー」はけっこうな量があります。 外食の時には、ほとんどの巡礼者がディナーの時にこの「メヌー」を食べています。   ランチタイムにも「メヌー」は食べることができますが、「コミーダ」(ランチ)を提供する時間はそれぞれBarによって違います。 巡礼路上にあるBarは巡礼者が多いので、お昼の12時あたりからメヌーを食べられるBarも多いのです。 スペインのランチタイムは遅いので、14時からしか提供できないというBarもあります。    

巡礼者にも大人気!これがスペインの「メヌー」です!

    この「メヌー」、どんなコース料理なのかというと、 第1皿目 前菜と、第2皿目 メインと、第3皿目 デザートをチョイスすることができ、好きなものを選ぶことができるというコース料理です。 量が多いのでお得感が満載です。  
第1皿目 (サラダ、スープ、パスタ)等の中から選ぶ。
第2皿目 (ポーク、チキン、ビーフ、フィッシュ)等の中から選ぶ。
第3皿目 (アイスクリーム、フルーツ、プディング)等の中から選ぶ。
  カゴに入った柔らかめのフランスパンのようなパンも山のようについてきます。 さらに嬉しいことに、ワインが1人に1本ついてきます! お酒を飲めない人は ミネラルウォーターをお願いすることもできます。  

「メヌー」の料金は8ユーロから12ユーロ!

  メヌーの料金ですが、近年はだんだん高くなってきています。 6年ほど前は8ユーロくらいのお店が多かった印象なのですが、現在は10ユーロほどのお店が多いです。   少し洒落たお店になると12〜13ユーロするところもあります。 マドリードやバルセロナになると、14〜16ユーロくらいになりますが、スペイン巡礼路は北部や田舎の道を通るので、都市価格よりは安くなっています。   レストランの食事代が高いイギリスやフランス、カナダなどから来た巡礼者にとっては、スペインの10ユーロの「メヌー」がかなり安く感じることと思います。   私の感想ですが、ランチタイムに1400円~1600円くらい出せば、日本の方がもっとおしゃれで美味しいものが食べられるんじゃないかなと思います。 スペインのBarのお肉料理は、ただ焼いたものにお塩の味付けだけというものばかりです。 このクオリティーで1400円、、、、と考えてしまいます。   ただ、夜の時間になると、ワインも付いてくるのでディナーとしては安い!と感じます。 日本のランチが安すぎるのかもしれません。    

「メヌー」の内容はお店によって違う。地域によっても違う

 

第1皿目のスープですが、お店によって種類が色々あります。

    こんな感じでスープにも色々な味があります。 基本的にニンニクが効いていて美味しいです!  

サラダの場合

レタスにトマト、ツナ、ゆで卵、オリーブ、チビコーンなどを豪快に盛られた、シンプルなサラダが出てきます。 このサラダだけでも女性はお腹がいっぱいになりそうな量です。 オリーブオイルとお塩だけでいただきます。  

パスタの場合

  スペインのパスタはネッチョリと柔らかくてアルデンテではなく、あまり美味しくはないです。 イタリアがあんなに近いのにどうしたスペイン?といつも思います。   しかし、前菜として、ありえないくらいたっぷりのパスタの量!? 毎日歩いて疲れている巡礼者にとってはありがたすぎる量です!  

そしてレンティルのスープがあるお店もあります。

レンティルのスープは超おいしいです! このレンティル、日本ではあまり馴染みがないのですが、巡礼中「高タンパク低カロリーだから食べな食べな!」とみんなに言われます。  

パエリアの場合

パエリアが第1皿目に選べるお店があると、心から嬉しいです。 やはりお米の美味しさ!!!!!夜にご飯を食べられる幸せを感じます!  

続いて第2皿目です。

  ビーフやポークは焼いただけのもの。チキンは煮込んだものが多いです。 魚料理はスペインでは人気の「タラ」が出てくることが多いです。 付け合わせはフライドポテトです。  

第3皿目のデザートです。

こんな風にお店で売っているカップで出てくることが多いです。袋ごとアイスバーが出てくる事も。   ハム・アンド・メロンがあるお店は最高です。 スペインのメロンやスイカはとっても甘いです。 他には、りんごや洋梨が丸ごとどん!と出てきたりすることもあります。   スペインはフルーツが甘くて安いので、スーパーで買って食べるのをお勧めです。 疲れた体にビタミンが染み渡る感じです! だから巡礼には「ナイフ」を持っていくと良いと思います。  

毎日食べると飽きてくるかもしれない「メヌー」

  お肉の料理の仕方が焼いただけのものなので、毎日メヌーが続くと飽きてくるかもしれません。 ただ、スペインのBarには、他にあまりメニューがないので仕方ありません。   タパスやピンチョスが沢山あって賑わうBarは、バスク地方の南側に位置するログローニョからブルゴスあたりの街までしかありません。 また、パエリアが出てくるのも、ガリシア地方に近づいてからになります。  

メヌーにあるお料理は単品でも頼むことができる

  お腹があまり空いていない時は、もちろん単品でもオーダーすることができます。 セットを全部食べる自信のない時は、単品でサラダだけとかスープだけとか、お肉だけとか頼むことができます。  

お得感がたっぷりの「メヌー」を食べにスペインへ!

  巡礼中に本当にお世話になる「メヌー」です! みんなで食べる「メヌー」は思い出の料理となるはずです。   メヌーがあるので、巡礼宿アルベルゲで自炊しない人も多いのです。 たくさん野菜とお肉を食べて栄養をつけて、楽しい巡礼の日々を送ってくださいね! スペイン巡礼宿アルベルゲについて 詳しくはこちら