2012年のスペイン巡礼
小学生の娘とスペイン巡礼の旅に出た
スペイン北部800km(スペイン巡礼路)を旅しました。小6の娘と二人旅です。
歩きと自転車とバスで移動した約1ヶ月の旅でした。
日本もスペインも、世界中が暑い暑い2012年真夏のことです。
この夏のことを少しだけ思い出してみると・・・照りつける太陽で今でも背中がヒリヒリ痛むように感じます。
子連れで寝袋を担いでバックパックでの、カミーノというスペイン巡礼の旅は大変過酷なものでした。
初めにあんなに苦しいきつい旅だと知っていたら、カミーノに行くことはなかったかもしれません。
暑さのあまり 座り込んで動かない娘。少しイライラしたけど 怒るに怒れない私
当初想像していたよりも、カミーノの行程はUP Downが大変きつくて
おまけに砂利道だったり、石ころゴロゴロの道だったりしました。
それはまさに軽い登山の連続だったように感じました。
小学校の夏休みも終わりに近づいた頃、800kmの道のりを経てようやく日本に帰ってきたら、「800kmを歩いたの?!」「女、子どもだけで行ったの?」とみんなからびっくりされました。
「よく歩けたね!」と主人からもびっくりされました。
ただ、スペイン巡礼を終える直前に娘が私につぶやいた言葉に、私はハッとして、ただただ呆然として、、、、そして涙が出てきました!
その言葉とは。。。。。。
その事は、スペイン巡礼ブログの後半に書いていきたいと思います。
でも、でも。苦しさを忘れた頃にやってくる「また再び カミーノを歩いてみたい!」という感情。不思議な魔力の、、、いえ、魅力のある道です。
カミーノは子連れでも安全で、出会う人々が大変やさしい道でした。
さて、そんな過酷なスペイン巡礼800kmの旅を終えて、さまざまな経験をして何か変化があったでしょうか?
旅が終わって私が得たものは、足のまめ、かなり激しい腕と足の日焼け、それから爪がはげてしまった足の指、、、などでした。
ただ、つい先日気づいたのですが、感じ方が変わったことがありました!
それは、、、、、、ちょっとやそっとのことでは感動しなくなってしまったということです。
旅の最中にたくさんの古い中世の町並みや、1000年以上前の建物や ローマ時代の遺跡などを見過ぎてしまったり、たくさんの人種の人を見過ぎてしまったために感受性が鈍くなってしまったためかもしれません。スペイン巡礼路上にはいたるところに歴史を感じさせる建物や教会がありました。
これから、スペイン巡礼1ヶ月の日々を、美しい風景の写真等も交えて書いていきたいと思います。
追記 スペイン巡礼に魅せられ、その後も2013年、2015年、2017年、2018年にスペインを旅しました。
小学生だった娘は大学生になりました。
スペイン巡礼準備について 詳しくはこちら
スペイン巡礼手帳 クレデンシャルについて 詳しくはこちら