オリソン→ロンセスバージェス
娘の誕生日ピレネー山脈を超える
2012年7月27日。
ピレネー山脈を徒歩で越えてフランスからスペインへ国境越えをする日、娘は12歳の誕生日を迎えました。
オリソンのアルベルゲで 朝食時にバースデーソングを歌ってもらい大感激でした。みんな大はしゃぎで、このあたりのノリが日本人と違います。楽しい!
オリソンのアルベルゲのご主人です。本日の行程のオリソンからロンセスバージェスまでは何もない山越えなのでサンドイッチを作ってもらいました。
オリソンのアルベルゲの中
昨夜使用したシャワールームは、コインを入れると5分間だけお湯が出ます。急いで洗ったにもかかわらず、身体が石鹸の泡だらけのうちにシャワーのお湯は完了してしまいました。
仕方なく、シャワールームから出て、手洗い用の水で石鹸を落としました
真夏とはいえ山の上なので夜は寒かったです。
小さい部屋が4個くらいあって、2段ベッドが置いてあります。私営のアルベルゲなのできれいです。
オリソンのアルベルゲ一覧 詳しくはこちら
いよいよスペイン巡礼 歩き始める
フランスからピレネー山脈を越えてスペインへ入ります。まずは、宿の前でお水をくみます。
いよいよピレネー山脈へ向けて歩き始めました。良く晴れて気持ちのよい朝でした。
思えば、この坂道から苦しい旅は始まったのでした。
こんな楽ちんそうに見える坂道でも運動不足の私にはこたえます。
へえへえ言いながら歩いて行き振り返ると、オリソンのアルベルゲが200mほど下に見えます。
「あそこに昨夜は泊まったんだね、ありがとう!」
歩き始めて早くも疲れてしまったような気がします。
こんなペースで、無事にピレネー山脈は越えられるのでしょうか?!
歩き始めてまだ200mです!!
ピレネー山脈 登り道が延々続く
舗装された登りの細道が延々と続きます。
何度か、羊の群れに会って娘がびっくりして大喜びしています。
途中、他の巡礼者に追い越し追い越されを繰り返し、ゆっくり一歩一歩進めていくと、周りの景色は高地の牧草地帯。自然の大きさに圧倒されそうです。
ずっと上り坂なので息がきれます。
ここより、舗装の道をはずれて山道へと進んでいきます。巡礼事務所で、ここの分かれ道を間違えないようにと注意を受けていました。
この写真の右上、急な山を越えるのがきつかったなーー。
まだまだ上りは続いておりました。
でも天気がよくてよかったのです。霧でも出たら大変怖い山道らしいので。。
娘は45歳の私を置いて、ぐんぐん進んでいきます!
昔、この道を、戦いに行くためナポレオンも通ったのかーー?
私も、自分との戦いの道です。
つづく。
オリソンのアルベルゲ 詳しくはこちら